2日目は、そう山はないルートと認識していた。
朝リーダーは「スムーズに行くと午前中に次の目的地、熊野速玉大社に到着するよ。途中『桑の木滝』という日本の滝100選にも選ばれている滝があるからよってみないか」という。
わたしは、内心自分の体調が心配だったし、(また山を登って行くのは困るわ)と思ったけど、なんとなく、行ったらすごーくいい場所でリーダに感謝するよーな気がしたので黙っていた。(^^);
2日目ライドスタート!川湯温泉~桑の木滝
新宮への道は、熊野川沿いをずっと走って行くものだったので、途中何度もその川の風景の美しさに感嘆の歓声を上げた。本当に綺麗だったし、気持ちよかった。また幸せを感じながら、順調に走れた。
桑の木滝に行く道もそれほどの坂ではなく、好調にたどり着いた。
入口の駐車場に自転車を停め、そこから10分ほど歩いたところに滝があるように地図は表示していた。その歩く道が、なかなかワイルドで、また私のテンションは上がった。苔むした石や木製の橋が、その雰囲気をジブリが描く森のように見せてくれた。進んで行くと足元は岩だらけで、ちょっと足を滑らせたらすぐ怪我をしそうな、関東の観光地にはなかなかないようなスリルもあった。
10分以上歩いたように感時たけど、なかなか到着しない。滝の音もしない。
かなり険しい道を進んで行くと、ようやく滝が現れた。
水の神様がいらっしゃるようなそんな滝だった。
魂が洗われるような、とても気持ちの良い場所だ。
やはり思った。なかなか見逃してしまうようなこの滝に来れて幸せ!
リーダーに大感謝だ。
熊野三大神社 速玉大社へ
さて、世界遺産速玉大社まではもう10km弱だ。
もうひと頑張り走ろう〜!
熊野三大社の一つである速玉大社は、本宮と違って、きらびやかな印象の朱塗りの神社だった。造りは本宮と似ている。
敷地には天然記念物「熊野速玉神社のナギ」の大樹(推定樹齢1000年)の御神木があり、大迫力だ。
さてさてお楽しみのお昼は、鰻に決定!100年も続く老舗「鹿六」さんへ
お腹いっぱいになると、走りに良くないかもと普通のうな丼にしたら、値段もお安いのだけどちょっと寂しかったな。パリッと美味しかったのだけど、「もう1切れ食べたい」という感想。行かれたなら、是非上うな丼以上をおすすめ(^^)
熊野三大神社 那智大社へ
次の目的地は熊野那智大社、那智の滝。
午後は気温がぎゅーんと上がっていて、なかなかハードなライドに。
熱中症にならないよう水分補給に気をつけて、黙々と走る。
那智大社の坂はきついから、大門駐車場から1時間半ぐらい歩いて周れとアドバイスを受けていたから意外に時間の余裕がない。
ほかのチームに抜かされ、焦って進んでいた。
ここが那智大社への曲がり角という場所に、トイレ休憩所があった。
「休むー?」とメンバーに聞いたらYESというので、トイレに向かったら、
コミュニティリーダーのチームの自転車があったので、あいさつしようと建物にはいってみた。
なんと、3分後のバスに乗るという会話をしていたので、びっくりしてメンバーに「自転車を置いて出かけられる準備をして~!」と言い伝え、急いで準備し、まんまとバスに乗って那智大社に向かうことになったのだ‼️
助かった〜(*≧∀≦*)
この暑さで、坂を登ったり、延々と歩いたりするのは堪えるなぁ〜と腹では心配に思っていたのだ。あの場で休憩しようと思わなかったら、今頃この坂を走っていたかと思うと、涼しいバスの中でゾッとした。
「いや〜!ついてる、最高についてる!」
バスのなかから、道のりを見ていると、なるほど大門駐車場からは、いろは坂のような急な坂道がくねくね続き、「こりゃ歩くのもしんどいわ」明日と、バスに乗れたことにあらためて感謝した。
ところで、もうひとチームはどうしたのだろう?実は那智駅でバスになったとき、そのチームが前を横切っていったのだ・・・(でも、バスで追い越してこなかったし、次のバス(37分後)に乗ってるかな~?)
那智大社は、とても見晴らしのいい山の上にあった。バスを降りてからも石段をずいぶん上った。
遠くに海が見える。私たちはあのあたりから来たのだ。改めてバスに感謝!(笑)
那智大社も速玉大社のように、きらびやかな印象を受けた。
山の中腹に鎮座し、那智大滝(那智の滝)に対する原始の自然崇拝を起源とする神社
だそうだ。参拝後、那智の滝に向かったが、滝を含む自然の山々一帯が、神格を帯びた場所となっているように感じた。大迫力だ。
こうして、予定より楽々に、那智大社参拝が叶った。
再びバスに乗り、自転車を置いた那智駅に向かった。(後で駅だったと気づいた)
よかったよかった!そこからは宿泊のホテルは2㎞強とすぐ近くだった。
今日も無事にライドを終えられた。今日も本当に楽しかった。
サンライズ勝浦 海の見えるホテル
今日の宿は海沿い。部屋からも大浴場からも海が見えた。
明日からは海沿いの道。今までとは違う風景が楽しめるはず。
みんなは、明日、明後日と走り、出発地の白浜まで戻る予定だが、
私を含む家庭持ちの3人は、一足早く明日、本州最南端の地串本まで行ってそこから電車で帰る予定だ。
明日半日頑張って走って、それなりに十分楽しんで帰るぞ!と思って床に就いた。
今日はいい日だったな~zzz
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