車椅子の双子の障害児を連れての外出で困ったこと

うちの双子たちを連れて外出する際に困ったことを、思い出しながら書いてみます。双子なので基本的には車で移動なのですが、たまに電車になることもありましたし、車を降りてから困ることもあります。

我が子たちはもうすぐ18歳なので、もうだいぶ前の出来事になります。ですから状況は改善された部分もあると思いますが、田舎の方では、まだまだ似たような状況もあるかと思います。

二人乗りベビーカー時代

まずは、近所の方から譲っていただいた、縦型の二人乗りベビーカーを使ってみました。

一番困ったのは、小さいエレベーターに乗ると、縦が長すぎてドアが閉まらないこと。

このせいで、使用期間は短く、すぐに横並びのベビーカーを買いました。

まずはgracoというメーカーのものでした。

横幅が小さかっったからです。

それでも困ったのは、やはりエレベーターです。

入り口のドアの幅がギリギリなのです。

また、電車の改札もけっこうギリギリでしたね。

 

大人が二人なら、抱っこしたりして対応できるのですが、私一人で二人を連れる場合は、知っている場所でないと怖くていけませんでしたね。

そのうち、二人が少し大きくなると、

gracoのベビーカーの前のバーが固定されていたので、乗せづらくなりました。

そこで、結局また横並びの二人乗りのベビーカーで、幅が最小のものを探して買い換えました。違いは前のバーになる部分が片方ずつ上に上がることです。

こちらは、なかなか快適だったので、二人が大きくなって乗れなくなるまで使い続けました。

gracoも次の(メーカー名が思い出せませんが外国製でした)も、ポイントは横幅が狭いことでした。

選択のポイントは、幅が780cm以下です!

「これならギリギリ通れる、乗れる」ということがほとんどでした。

うちの子たちは小柄だったので、双子たちが5歳ごろまで、頑張って使いました。

とうとう二人乗りベビーカーに乗れなくなった💦

その後、障害児用のバギーで二人乗り用ののものがないか探しましたが、なかったですね。

二人乗りに乗れなくなった後は、一人用のカトージのバギー(乳幼児用)
を使い、私一人の場合は、アメリカ製のバギー連結の小道具を使って、2台を一緒に押したりしました。

その後はだんだん面倒になって、連結させないで、2台押したりして、病院へ行ったり、訓練に行ったりしました。

いずれにせよ、なかなか不便でした。

双子たちが小学校入学前に、障害児用のバギーを作りました。少し、双子たちが座りやすくなった感じがしました。

障がい児用バギー

小学校入学以降は介助員さんが手伝ってくださる場面が多かったり、ヘルパーさんにお願いしたりして、

2台押しする機会はグッと減りました。病院に行く時ぐらいでしょうか。

なるべく一緒に手伝ってくれる人をお願いして出かけるようにしたものです。

今までで一番困った場面

私たち家族は、ある時、富山県の立山登山に行きました。

それは、私が富山県の出身で、「10歳の頃には立山連峰の雄山に登頂して一人前」的な風習があり、私も我が子たちに経験させたいと思ったからです。

長女11歳、長男10歳、双子が7歳の頃でした。

室堂というバスターミナルから10分ぐらい山道を歩いたところにある室堂山荘というところに宿をとりました。私と双子が留守番して、上の子たちと主人が早朝登頂するのをなるべく近くで見守りたかったからです。

この計画がちょっと無謀でした。

「前もって、宿の人に車椅子でも大丈夫ですか?」と尋ねたら、

「車椅子でも援助を受けて来られる方もありますが」というおこたえだったので、決行したのですが!

バスターミナルから山荘までは岩のゴツゴツした石畳で、うちの子が乗っているバギーの小さなタイヤでは全く進みません。

それで、上の子たちに荷物を2つずつ持たせ、私と主人はバギーをたたんで肩からしょい、双子を一人ずつ抱っこして歩いていくことにしました。

主人は力持ちなのでそうでもなかったと思いますが、私にとっては本当に死にそうなほど大変な思いで歩いたのを覚えています。すれ違う人、追い越す人もいたと思うのですが、手伝ってもらえることはありませんでした。

私の記憶の中では、一番大変な思い出です。

ガタガタ道では、車椅子は大変です。

(そういえばのちに小学校6年の時に小学校から日光東照宮に行きました。

その時の細かい砂利の参道もバギーを押すのは大変でした)

 

あ、私がなぜ、大きなタイヤの車椅子ではなく、バギーを使っていたかというと、

車椅子は重く、かさばるからです。

双子なので2台必要なのですが、私の車にはバギーは2台積めても、車椅子は1台しか積めなかったからです。

双子を連れて電車に乗ること

バギーで電車に乗る時に、ホームから電車に乗り込む際の隙間が、場所によってはうまく乗り降りしにくい場合があります。ベビーカーも同じだと思うのですが、障害児は赤ちゃんより大きいので、重くて扱いにくい面があるのです。

先程の立山に続いて大変だった思い出は、娘と双子と4人で、電車に乗って石川県の小松市まである治療を受けに出かけたことがありました。

藤沢から小田原まで在来線で行き、小田原で新幹線に乗り換えて行く計画でした。

その乗換えの際、まず在来線を降りる時に、先程話したようにうまく降りれず、もたついていたところ、そばにいたおじさまに援助していただきました。

娘と私が一人づつ双子を押していたので、私もすぐに助けることが出来なかったのです。周りの方の援助は本当にありがたいです。

無事電車を降りて、「新幹線乗り場⇒」に従って、乗り換えようとエスカレーターを上がって進みました。

すると、新幹線の乗り場に行くには、長い階段を下りるしかない状況だったのです。何か方法はないか相談しに、長女と双子に待っててもらい、駅員さんに聞きに行きました。そこで言われたことは「ここは階段しかないから、一旦戻って、向こう側のエレベーターを利用してください」の言葉でした。私たちは、そこまでだってヘトヘトになって来たのに、それを戻って、向こうのエレベーターを乗りなさいとは・・・!急にワナワナとなり「苦労してそこまで来ているのに『手伝いましょう』って言えないのですか!?」と叫んでました。

今思うとかなりモンスター的ですが、その時は、娘にも苦労させているし、戻って回って新幹線間に合うかしらという思いもあって、つい叫んでしまったのだと思うのです。すると、びっくりした女性駅員さんが男性駅員に声をかけ、3人の男性駅員さんが出てきて、双子のバギーを持ち上げてくれ、階段を下りてくれました。

結果として大感謝でしたが、その時は「できるなら最初からそうしてくれれば良いのに!」とカッカとしたのを覚えています。

雨の日の車の乗せ降ろし

双子と出かけるために車に乗せる時、自宅に帰ってきて車から降ろす時、保育園での送り迎えでも、雨が降っていると大変です。傘をさす手段がないので、必ず濡れてしまいます。小雨ぐらいなら良いのですが、ザーザー降っていても、チャイルドシートをセットするために一定の時間外に立ちっぱなしになってしまいます。

当時思っていたことは、「車の屋根からテントのような屋根が出てくるといいのに」

そういえば、窓に、傘を挟み込めるお猿の吸盤をつけていましたね〜!

あれはスグレモノでした(^^)

今は幸いにも、屋根付き駐車場のある家に住めたので、そのストレスからは解放されています。

身体障害者のいる家庭の必需は、屋根付きカーポートです!

バリアフリーな社会とは

法改正の効果もあり、施設等においてはだんだんバリアフリー化が浸透していて助かります。うちは双子のため、より不便を感じたこともありましたが、親切な周りの方々のおかげで、なんとかやって来れました。

障害者と接する機会がない方も、世の中にはまだまだ多いと思うのですが、知ってる経験が有れば思いやりも生まれるものだと思います。

車椅子の人に多く接する機会が子供のうちから有れば、自然とバリアフリーな世の中になっていくでしょう。

我が子たちはたまたま地元の小学校の普通級に通いましたが、我が子たちはすごくいい経験をできたと思っていましたが、クラスメイトの子たちにとってもいい経験だったに違いありません。

だれもが暮らしやすい社会を実現するには、思いやりを持てる教育をすること、多くの人が障がい者に接する経験を持つこと、がいちばんの早道かと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント