障がい者だって旅行にいきたい!それを可能にする介護制度を考える

私たち家族は、身体障がい児の双子がいて、家族旅行はいつも制約があった。

車いすで行ける施設は、おかげさまでずいぶん増えているように思う。

それでも、真の自然を味わおうと思ったり、宿を探すうえでは、苦労した。

宿での問題はお風呂だ。

双子をお風呂に入れるには大人二人がかりなので、主人とわたしでは大浴場にはなかなか入れない。

3点ユニットバスでは、もちろん狭すぎて無理なので、広いお風呂付の和室か、家族風呂が予約できる宿を探さなくてはならない。

そうすると宿代も高くついたりするんだよな~

でも一生懸命探せばなんとかなる。

問題は、自然豊かな場所に行きたいとき。

双子たちが小さいときは、主人が抱っこすれば、急な階段も行き来できた。

例えば、黒四ダム(富山)

急な階段を下りて船に乗った。

そして白糸の滝(富士宮)や養老渓谷(千葉)

河岸近くまで行き、マイナスイオンをたっぷり浴びた。

でも、それは彼らが小さかったころ。

体重が30㎏前後になった今だったら、

主人が双子が乗ったバギーを見守り、近くで待つという形をとりだろう。

私たちが近くまで行って感激しているのに、双子たち本人や主人がそれを味わえないのは、

人生の喜びが半減してしまうのではないかと私は思ってしまう。

手伝いの手が欲しい‼!

うちの場合は、障がい児一人に大人二人がつけば、大概のことが可能になるだろう。

(ほかの方の場合は、状態もいろいろなので一概にそうとは言えない)

「移動支援」という市の援助制度がある。

この制度は障がい者の移動に付き添う介助者の人に、市からの給付金が出る制度だ。

ただし、対象の行動に制約があるので、旅行の付き添いはでないはずだ。

ちょっとしたお出かけには利用可能だ。

ただし交通費等は利用者負担だ。

サービスの概要はざっとこんな感じ↓

●サービスの内容
(1)社会生活上必要不可欠な外出(生活必需品の買い物、金融機関への外出、公的行事への
参加、冠婚葬祭等)
(2)余暇活動等社会参加のための外出(レクリエーション等)
(3)通学、通所、短期入所の送迎
移動支援事業ガイドブック
利用対象者
事業の概要
事業所用
2
●サービスの実施方法
個別支援型として利用者 1 人につき、ヘルパー1 人で対応します。
ただし、次の場合には 1 人の利用者に対して、2 人のヘルパーで支援を行えるものとしま
す。(事前に障がい福祉課または、子ども家庭課へ理由を添えて申請する必要があります。)
① 障がいのある人の身体的理由により 1 人のヘルパーの対応による介護が困難と認められ
る場合
② 障がいのある人が行動する際に生ずる危険を回避するために援助が必要な場合
③ その他障がい等の状況から判断して、必要と認められる場合
●サービスの範囲
・1 か月あたり 48 時間を上限とします。
(上記の上限を超えて利用が必要な場合は、個別に相談させていただきます。)
・1 日あたり 8 時間を上限とします。
(8 時間を超えて利用する場合には、自費での対応となります。緊急やむを得ない場合には、
この限りではありません。その場合は、個別に相談させていただきます。)
・利用時間の目安は、原則として午前 7 時から午後 10 時までとなります。

旅行となると時間が長すぎて対象にならないのだ。

では、障がい者は旅行を楽しむべきではないのか?

障がい者だって旅行をたのしみたい(はず)!

私もなかなかできずにいるが、自分の人生やわが子の人生を考えた場合、

いろんなところに行き、色々感じて感動したいという欲望がある。

だけどそれを実現するのは健常な人たちに比べて、負担が大きい。

ならばそれを実現するための援助の制度があったならいいと思わないか?

そうすれば、普通の人がちょっと思い切って自分の楽しみのために旅行に行こう!と思うように、

ちょっと頑張って、旅行に出る気にならないだろうか?

付き添いの人も、給料が入って利用者とともに旅行を経験できるのもいいのではないか?

日頃なかなか休みが取れず、旅行もままならない介護職の人にもいい気分転換になりはしないか?

年に1度のみ使える制度でもいい。

旅行同行支援制度というのがあればいいなあ・・

介助者の宿泊費、交通費は工費の対象ととなるというような(笑)

障がい者の旅行に同行する人の資格とは?

本当は好きな人と旅行に行けるのが楽しい。

自分のことをわかってくれている気の置けない人。

現状の移動支援制度では、同行介助の資格(ガイドヘルパー)を持った人に依頼することができる。

公費が支給されるのであれば同じようでも構わないと思う。

私は、一緒に旅行に行ってもらいたいような人に、この資格を取ってもらえばいいと思っている。

日頃お世話になっているヘルパーさんでももちろんいい。

お世話になっている理学療法士さんと一緒にいけたらもっと安心かも!

 

面白い記事を見つけた。

理学療法士さんのグループが作って発行している旅行雑誌ですって。

「ベイマガジン」(バリアフリー、エンターテイメント、イノベーションの頭文字をとってBEI)

こんな風に考えてくださる方たちがすでに存在するだけで、私は嬉しい。

うちの双子たちの未来もきっと明るい。

私の夢は、彼らにたくさんの経験をさせてあげること。

「人生ってこんな素敵なんだ」と感じてもらうこと。

 

ここまで読んでいただいた方にぜひ読んでもらいたいお話

本も出ているし、動画もあがっている有名な話。

脳性まひなどで、自分の意思を話せない状態の人もいる。

そんな人は家で寝てたらいい、とか大人しく施設にいればいいと思う人もいるかもしれない。

そんなことは決してないのだということを理解してほしい。

(話せないから)黙っているけれど、色々なことを考えている。

好きなこと、やりたいことだってある。

それが理解できる話だ。

本が苦手な人には、この記事を。

私は、この親子の話を知って、大きく世界観が変わった。

望んではいけないものなどない。

その望みの強さ次第なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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